ウィリアムズは、開幕戦オーストラリアGPからKERS(運動エネルギー回生システム)を搭載するようだ。
冬期テストでウィリアムズは、度重なるKERSのトラブルに見舞われた。そのため、所属ドライバーのルーベンス・バリチェロは先週、トラブルの原因を追究するため、開幕戦ではKERSを使用しないことも検討しているとコメントしていた。
12日(土)までバルセロナで行われていたテストでも、ウィリアムズはKERSのトラブルを経験しており、同チームの技術責任者サム・マイケルは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』へ、「何が問題になっているのかは分かっているが、原因はつかめていない」と語っていた。
だが、ウィリアムズの公式ツイッターには、次のように書き込まれた。「ちょうどサムと話したよ。(マイケルは)デザイナーと一緒にファクトリーへ戻り、KERSの問題を調査した。いいニュースもある。われわれはメルボルン(オーストラリアGP)でKERSを使う」
マイケルが『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』へ語ったところによると、テストが行われたバルセロナでは、KERSを搭載すると、1周につき少なくともコンマ4秒速くなったという。また、第3戦マレーシアGPにはレッドブル流の排気システム導入を予定しており、これでウィリアムズが大きく進化するとマイケルは自信を見せた。
2011年の開幕戦オーストラリアGPは、27日(日)に決勝が行われる。