フェルナンド・アロンソ、2012年のメルセデスGPを警戒

2011年12月31日(土)

フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は、メルセデスAMGへチーム名を変更する現メルセデスGPが2012年に、大きな躍進を遂げる可能性があると語っている。

2010年からF1参戦を開始したメルセデスGP。かつて91勝と7度のF1タイトル獲得を果たしたミハエル・シューマッハと、いまだにF1で勝利を収めたことがないものの、常にトップドライバーのひとりとして名前が挙げられているニコ・ロズベルグの両ドイツ人ドライバーを迎え、「オール・ドイツ」体制で周囲からの期待も大きい船出であった。

しかし、2006年にF1を引退後、メルセデスGP発足と同時に現役復帰してから表彰台にすらたどり着けていないシューマッハは、しばしば批判の対象となり、今シーズンも勝利とは無縁に終わってしまったロズベルグは、0勝のままキャリアを終えてしまうのではないかとも言われ始めた。

だが、フェラーリをけん引し、「現役最強ドライバー」の呼び声高いアロンソは、異なる意見を持っているようだ。メルセデスGPは今季、レッドブル、マクラーレン、そしてフェラーリに惨敗を喫したものの、アロンソは名将ロス・ブラウンが率い、才能豊かな2人のドイツ人ドライバーを抱えたメルセデスGPを侮ってはいけないと述べている。

「F1の世界では常にクルマが一番大きな要素だ。たしかにメルセデスGPにとって今シーズンはいいものではなかったけど、僕らは彼らに対して尊敬の念を抱いているよ。もしメルセデスGPが優勝争いに絡める競争力のあるクルマを造り上げたら、ニコとミハエルもチャンピオン候補になるだろうね」とアロンソはスペインの『EFE通信』に語った。

そして、43歳を迎える2012年のシューマッハも、依然として強力なライバルのままだとアロンソは警戒している。「シューマッハは手ごわいよ。誰もが7回もF1チャンピオンになったドライバーを尊敬しているさ。彼は相変わらず速いし、彼は自分がいかに優れているかなんて証明する必要がないんだ」

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