今年のチーム・ロータス(来季はケーターハム)で、サードドライバーとして時折金曜日のフリー走行1回目に参加したカルン・チャンドックだが、2012年も同じ役割に甘んじるとは限らない。
今年1年、控え役に回ったチャンドックは、2012年の正規シート獲得が難しいことにも納得顔で、次のように地元の新聞『Times of India(タイムズ・オブ・インディア)』紙へ語っている。
「相当な金銭的バックアップがない限り、F1でシートを得るのは非常に難しい」
それが現実なら、ケーターハムに残って今の仕事を続けるのがチャンドックにとって自然な成り行きだろう。しかし、「いくつかのF1チームとサポート役の話をしているけど、補欠ドライバーを2年も続けるのは本意ではない」とチャンドックは話す。
チャンドックによると、来季レースに復帰できるならF1を離れることもいとわないという。
「僕にとってベストな選択は、F1で時折巡ってくる金曜の走行を続けながら、来年FIA(国際自動車連盟)の競技カレンダーに復帰するスポーツカーの世界耐久選手権(WEC)に参加することだね」
「3つから4つのチームと交渉しているよ。来月半ばには結論を出したいと思っている」