カルン・チャンドック、インドでの注意事項をアドバイス

2011年10月25日(火)

いよいよインド初のF1グランプリが今週末に迫っているが、F1関係者の間では初めてインドを訪問するにあたって、いわゆる“デリー腹”に対する不安が広まっているようだ。

“デリー腹”とは、インドを訪れた外国人が必ず襲われると言われる下痢症状のことを指すのだが、何人かのチーム代表はそれについてはそれほど心配する必要はないという発言をしていた。

しかし、インドにおけるF1のブランドアンバサダーであり、かつ今回新たに建設されたブッダ・インターナショナル・サーキットのコンサルタントを務めるインド人ドライバーのカルン・チャンドック(チーム・ロータスのリザーブドライバー)は、やはりそれに対しては注意することが必要だと認めている。

チャンドックはスイスの『Blick(ブリック)』紙に次のように語っている。

「インドの文化は、多くの人たちとってショックなものだろう。かなり混沌(こんとん)としたもので、例えばブラジルの文化とマレーシアの文化が入り混じったようなものかもしれない。そして、それはインドの全てのものに影響を与えている。交通、食べ物、人生のスタイルなどにね。インドはとても騒々しくて、雑然としているんだ」

「インドに到着した瞬間から、この狂気を体験することになるだろう。誰もが驚くだろうけど、でもそれはインドが魂の国だということを意味するものでもあるんだ」

「誰もスケジュールを守ったりしないよ。もし誰かが12時30分と言ったとしたら、それは1時か2時だということを意味しているんだ。だからイタリアを思いだすかもしれないね」とチャンドックは笑いながら付け加えている。

さらに、『Blick(ブリック)』のベテラン特派員であるロジャー・ベノワに“F1のためにインドに旅行する人たちはどのような準備をすべきか”と問われたチャンドックは次のように答えている。

「多くの人は予防接種を受けるね。でも、食べ物には絶対注意をする必要があるよ」

「ペットボトルのミネラルウォーターだけを飲むようにすること。氷は入れちゃだめだ。それにサラダも食べてはいけない。口にしていいのは熱を通して調理されたものだけだ。これを守れば無事に過ごせるはずだよ」

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