富士スピードウェイで4日(日)、日産のモータースポーツファン感謝イベント「ニスモ・フェスティバル」が行われ、3万,2000人のファンが日産モータースポーツの歴史を堪能した。
今年のニスモ・フェスティバルは「NISSAN RACING DNA」をテーマに、1968年の日本グランプリを戦ったR381などといった歴代の名車のほかにも、今季のSUPER GT500クラスで王者になったSUPER GT仕様のGT-Rや、今年のFIA GT1世界選手権でドライバーズ選手権のタイトルを獲得したFIA GT1仕様のGT-Rも走行。過去から現在へつながる日産の「DNA」を楽しめるイベントになった。
走行イベントの他にも、サーキット内ではさまざまなイベントが行われ、ドライバーとファンが交流を深めていた。
フィナーレでは、ニスモの宮谷正一社長があいさつ。来年の12月に予定されている横浜への本社移転と、それに伴って来年はニスモ・フェスティバルを開催しないとファンへ報告。ファンからは残念がる声も聞こえたが、宮谷社長は2013年に「バージョンアップ」した形で再びニスモ・フェスティバルを開催すると宣言した。
主催者発表によると、この日の来場者数は3万2,000人。2万7,000人が訪れた昨年比で119%という、大勢のファンが詰めかけた。