ジェンソン・バトン、F1日本GPでのセバスチャン・ベッテル戴冠を予想

2011年10月05日(水)

最年少でのF1連覇目前のセバスチャン・ベッテル(レッドブル)。そのベッテルのタイトル獲得を阻止できる唯一のドライバーがジェンソン・バトン(マクラーレン)だが、バトン本人は今週末の日本GPでベッテルがタイトルを確定させると予想している。

2006年にホンダのマシンでF1初勝利を手にし、現在日本のモデル道端ジェシカと交際しているバトン。今年の東日本大震災を受け、バトン自身も積極的に支援活動へ参加し、今年のヘルメットには日本語のメッセージをあしらうなど、日本に対して特別な思いを寄せている。そんな中で行われる日本GPは、勝利を目指して戦いたいと抱負を述べたが、タイトルは確実にベッテルのものであるであると『Die Welt(ディー・ウェルト)』紙に語った。

「余計な妄想を膨らませる必要はまったくない。セバスチャンがタイトルを獲得することは明白な事実だよ。今シーズンを通して彼はとても強かったね」

たとえベッテルが10位以内に入ることができず、ポイント獲得を逃したとしても、バトンが日本GPでのベッテル戴冠を阻止するには、優勝するしかない。

「データ上、あそこ(鈴鹿/日本GP開催サーキット)はレッドブルが力を発揮しそうだ。特に高速コーナではね。でも、スパ(ベルギーGP開催サーキット)で僕たちのクルマも高速コーナーではとても強力だってことを証明できた」とバトンは鈴鹿のレースを前に語った。

今シーズンのポイントシステムで上位入賞者に与えられるポイント数は以下のとおり。1位から順に、1位:25、2位:18、3位:15、4位:12、5位:10、6位:8、7位:6、8位:4、9位:2、10位:1。現時点でポイントランキングトップにつけるベッテルの獲得ポイントは309点。対する2位のバトンは185で、両者のポイント差は124になっている。

日本GPを含めて残り5戦のため、バトンが逆転でタイトルを獲得するには、ベッテルが残りの全戦でポイント獲得を逃し、バトンが全戦で優勝する必要がある。逆に、ベッテルが1ポイントでも獲得した場合、その瞬間にベッテルのタイトル獲得が決定するため、バトンの逆転は極めて難しい状況だ。

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