フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は、フェラーリの2011年型車F150が、自身の意見も取り入れられて設計されたと語った。
アロンソがフェラーリに加入したのは2010年。F1では、前年のシーズン中からクルマの設計が始まるため、フェラーリの2010年型車F10の基本設計には、アロンソの意見は取り入れられていなかった。しかし、アロンソはF150の発表会で次のように語っている。
「今年は、僕も意見を言っているし、僕のドライビングスタイルも開発に影響したと思う」
また、今年のF1にはKERS(運動エネルギー回生システム)が復活する。KERSは大きなシステムであり、重量もかさむことから、2009年にKERSが初導入された際には、重量面が大きな問題になった。そのため、アロンソをはじめとして多くのドライバーがダイエットに取り組んでいるが、KERSの重量による問題は大きくないとアロンソは予想しているようだ。
「先週は自転車にたくさん乗ったし、泳ぎにも行って、走ってもいた。首のトレーニングもしたよ。体重も問題ない。クルマの最低重量が640kgに引き上げられたこともあって、KERS(運動エネルギー回生システム)を搭載しても問題にはならないと思う」
そして、2011年のライバルについて質問されると、アロンソはこう答えていた。
「メルセデスGPは競争力の高いクルマを造ってくる可能性がある。でも、マクラーレンやレッドブルもその可能性があるね。彼らを相手に戦わないといけないよ」