2011年のF1開幕以来、成績不振の続くフェラーリが、テクニカルディレクターとして技術部門を率いてきたアルド・コスタの更迭を発表した。
フェラーリが24日(火)に発表した声明によると、すでにコスタはテクニカルディレクターの職を離れ、フェラーリ社内で別の職に就くという。またこれと同時にフェラーリは、技術部門を3部門に再編したことも発表している。
シャシー(車体)部門の責任者をパット・フライが務め、製造部門はコラド・ランツォーネが責任者に。そして、エンジンおよび電子機器部門は、引き続きルカ・マルモリーニが責任者となる。この3名が、チーム代表であるステファノ・ドメニカリの直属となり、技術部門を率いていく。
フェラーリは今季、開幕前にはレッドブルとタイトルを争うと予想されていたものの、苦戦が続いており、レッドブル、マクラーレンというトップ2チームに大きく水をあけられているのが現状。今年は、まだ1勝も挙げられていない。
現在フェラーリは、チーム部門のランキングでトップのレッドブルに100ポイント以上の差をつけられて3位。ドライバー部門では、チーム内で上位につけているフェルナンド・アロンソが、レッドブル勢とマクラーレン勢に続いて5位、チームメートのフェリペ・マッサは8位となっている。