ビタリー・ペトロフ「F1のことを考えるとき、思い浮かべるのがモナコ」

2011年05月25日（水）

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ロータス・ルノーGPのビタリー・ペトロフが、モナコGPに向けた意気込みを語った。

Q：前戦のバルセロナ（スペインGP）は、厳しいレースになっていましたね。何があったのですか？

ビタリー・ペトロフ：確かに難しいレースだったよ。当然僕は、予選で獲得したいい順位を生かせなかったことにガッカリしている。もっと上の順位からレースをスタートできるはずだった。予選の最終ラップに、第2セクターで遅れていたんだ。

ペトロフ：レースでは、ピットストップ後にはうまく走れない部分があった。でも、新品のタイヤ、より周回を重ねていないタイヤをできるだけ多く残したほうがいいという教訓を学んだ。タイヤの性能低下が重要な要素になっていて、それがレースでの僕の走りに影響したんだと思う。

Q：モナコで集中するには、どんなことが重要になりますか？

ペトロフ：ほかのどことも違うレースで、独特なんだ。予選がとても重要になる。かなりいい順位、トップに近い位置で予選を終えられると思うよ。間違いなく、ここでは予選がカギになる。

ペトロフ：もし予選でうまくいかなければ、順位を大きく上げるのが難しいんだ。追い抜きのチャンスがあまりないからね。狭いサーキットだし、チャンスがほとんど巡ってこないから、（予選が行われる）土曜がとても重要な一日になる。

Q：モナコを走る感覚は特別なものですか？

ペトロフ：特別だよ。とても特別だね。珍しいレースで、ほかのどことも違っている。コースのレイアウトや、週末のスケジュール、コースと観客の近さなどが特別な空気を生み出すんだ。

ペトロフ：とても狭いサーキットだから、ドライバーは高い集中力が必要になる。でも、2009年にはGP2で2位になっているから言い思い出がある。今回もさらに成功を重ねられるよう、期待しているよ。

ペトロフ：そして忘れちゃいけないのが、モータースポーツだけではなく、スポーツ界全体の中でのモナコの存在感だね。F1のことを考えるとき、思い浮かべるのはモナコなんだ。それを考えてみても、モナコの特別さが分かるよね。

Q：昨年の今ごろと比べて、F1ドライバーとしてあなた自身がどのように変わったと思いますか？

ペトロフ：KERS（運動エネルギー回生システム）とDRS（空気抵抗低減システム／可変リアウイング）があるから、コックピット内でドライバーがやることは大幅に増えているね。今のところ、KERSとDRSには満足しているよ。このおかげでとても抜きやすくなっている。いいことだと思うよ。

ペトロフ：僕にとって、これが一番の問題というわけじゃないのだ。レース結果に影響を与えているから、今の僕たちが理解しないといけないのはタイヤだよ。

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