ニック・ハイドフェルド、「モナコはF1に欠かせない存在」

2011年05月25日(水)

ロータス・ルノーGPのニック・ハイドフェルドが、モナコGPに向けた意気込みを語った。

Q:スペインGPでは最後尾スタートから素晴らしいパフォーマンスを発揮しましたね。

ニック・ハイドフェルド:そうだね、最下位からのスタートで8位になったことには満足だったよ。順位を上げていくとかたく心に決め、何台も追い抜いていきながら順位を上げていったから、とても楽しかった。かなり楽しいレースだったね。

ハイドフェルド:そしてトルコGPと同じように、あと1周か2周あれば、メルセデスGP勢を抜けていた。でも、いい結果だったし、モナコに向けて大きな自信を得ることができたよ。

Q:モナコでは、チームがどのようなパフォーマンスを発揮できると思いますか?

ハイドフェルド:モナコは、カタルーニャ・サーキット(スペインGP開催サーキット)とは大きく異なったサーキットなんだ。常設のサーキットではないから、一般の車両も使っているんだよ。通常のサーキットよりも、路面のでこぼこが大きいんだけど、路面自体はとてもスムーズだから、とても滑りやすい。

ハイドフェルド:今回のレースでは、ピレリの最も軟らかいタイヤを使うけど、これがカギになるだろうね。僕たちがどんなパフォーマンスを見せられるのか楽しみだよ。これまで、このチームはこのサーキットにとても合っていたから、今年も同じだと期待している。

Q:今、最大の話題になっているタイヤについてですが、どのような反応を見せると予想していますか?

ハイドフェルド:例年、モナコでは週末を通じて、どのコースよりも路面の状態が向上していく。今年、どれくらい、どのように路面が向上していくのか楽しみにしている。今使っているピレリタイヤは、去年までのブリヂストンタイヤとは全然違う機能の仕方をしているからね。モナコでも、ほかのレース同様にタイヤがカギになると思う。

Q:モナコGPがどんなものなのか、教えていただけますか? かなり忙しい数日間になると言われていますが…

ハイドフェルド:モナコは僕もお気に入りのサーキットで、例年とても面白いレースになるね。スケジュールが、いつものレースとは違っていて、(通常より1日早く)木曜に走行が始まる。でも、金曜には一度も走行しないんだ。その後、土曜にフリー走行の3回目と予選を走り、日曜に決勝を戦う。

ハイドフェルド:僕はここで何度もレースを走った経験があるけど、それでもほかのレースとは違うという感じがするよ。通常のスケジュールに慣れているから、少し変な感じがあるんだ。でも、モナコが特別なレースであることを忘れちゃいけない。モナコは今後も唯一無二な存在だよ。

Q:モナコの何が特別で、忘れられないものにしているんですか?

ハイドフェルド:もし僕がどこかのレースをお勧めするとしたら、モナコへ行くよう勧めるよ。とても特別なイベントだからね。景色が素晴らしいし、雰囲気も特別で、そしてクレイジーなレースを見ることができるからね。チームにとっては、とても狭くて作業しにくいサーキットなんだけど、F1に欠かせない存在であり、かかわっている全員にとって見応えのあるものなんだ。

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