ヒスパニア・レーシングのビタントニオ・リウッツィは、モナコGPフリー走行3回目で15周を周回して、ベストタイムは1秒20秒115で22番手。予選では、フリー走行3回目のクラッシュで壊れたクルマの修復が間に合わず走行できなかった。しかし、フリー走行で決勝出場が妥当と判断できるラップタイムを記録していたため、審判役をスチュワードの判断により、決勝への出場が認められた。
ビタントニオ・リウッツィ
「厳しい1日になったよ。午前中には、1コーナーでクラッシュしたんだ。木曜(26日)から、クルマのバランスにはかなり悪戦苦闘している。リアの問題が大きいよ。FIA(国際自動車連盟)は僕たちがオーストラリアGP以外の全戦で107%ルール(*)をクリアしていることも考慮し、いい判断をしてくれた」
「僕たちはクルマのバランスに苦しんでいるから、明日は厳しいレースになるだろうけど、モナコでは何が起きるか分からないからね」
(*)予選Q1でトップから107%以内のタイムを記録しない限り、決勝への出場を認めないルール。だが、トラブルなどが原因でタイムを記録できなかった場合、フリー走行でのラップタイムを参考にスチュワードが救済措置として決勝出場を認めることもできる。