ザウバーの小林可夢偉は、13番手からハンガリーGPをスタートし、タイヤ交換の回数をライバルよりも減らすことで終盤には7番手まで浮上。しかし、タイヤの性能が低下してしまい、最終的には11位でゴールし、惜しくも入賞を逃した。
小林可夢偉
「今日ポイントを獲得できなかったことは、もちろん残念です。スタートは良くて、序盤はペースも良かったんです。ウエットではクルマのパフォーマンスが良く、ドライタイヤに交換してからもペースはまずまずでした。しばらく、今日はポイントを獲得できそうだったんですが、その後、状況が悪化しました」
「2度目に雨が強くなったとき、チームはインターミディエイトタイヤ(水量が少ないとき向け雨用タイヤ)に交換するため、僕をピットへ呼び戻すことをいったん考えましたが、路面の状態が良くなっていたので、僕はピットへ入りたくありませんでした」
「そこで7番手まで上がったんですが、タイヤ交換を遅らせすぎてしまい、そのとき装着していたソフト側タイヤでは順位を守れませんでした。そして、避けることのできなかった3回目のピットストップ後、ついにポイント圏外へ落ちてしまいました」