小林可夢偉、被災地訪問であらためて復興支援を決意

2011年12月19日(月)

小林可夢偉(ザウバー)が、東日本大震災で被災した仙台と福島を訪問。復興支援の決意を新たにした。

可夢偉が自身の公式ウェブサイトで明かしたところによると、可夢偉は12月11日に仙台市の荒浜地区を訪問。まだ震災のつめ跡が残る被災地を目の当たりにした可夢偉は、こう書いている。

「だいぶガレキなどの撤去は進んでいましたが、まだガソリンスタンド跡が残っていたり、何台か原形をとどめていないクルマもあったり、僕は普段クルマを使う仕事をしていますが、クルマがあんな形になるなんて想像もできませんでした」

「実際に荒浜地区に立ってみて、あの日あの時、ここでどんなことが起きたのか、考えるだけでとても心が痛みますし、建物の3階近くまで襲った津波の破壊力と、その被害の大きさを肌で感じました。犠牲になった方々、被災された方々に心からお悔やみとお見舞いを申し上げます」

可夢偉はこれまで、F1関係者に呼びかけて復興支援アプリをプロデュースしたほか、日本のモータースポーツ界が一致団結して行っている支援活動「SAVE JAPAN」のため、リストバンドを自費で制作するなど、積極的に復興を支援してきた。しかし、今後も継続的に支援していくと可夢偉は語る。

「僕が訪れた日はちょうど震災から9カ月目でした。でも復興はこれから長い時間がかかるし、僕もできる限り協力していきたいとあらためて思いました」

また、荒浜地区を訪問した後に可夢偉は福島市へ移動。日本GPへ招待し、君が代の斉唱を任せた合唱団MJCアンサンブルのメンバーにも再会したとのことだ。

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