フェラーリ会長「勝ち始める要素はすべてそろった」

2011年12月19日(月)

フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長が、来季のF1では勝利を重ねられるだろうと自信を見せた。

フェラーリは先週末、クリスマスランチをチーム本拠地で開催。フェラーリ社員やフェルナンド・アロンソ、フェリペ・マッサといったドライバー陣、スポンサーやサプライヤーの代表者も出席し、1,000名が集まる大規模なイベントになった。

今年のフェラーリは、シーズンを通じて記録した勝利が1勝のみ。ドライバーズ選手権ではアロンソが4位、チームランキングでは3位という結果に終わった。2000年代前半には、圧倒的な強さでタイトルを量産したフェラーリだが、ドライバー部門のタイトルからは2007年以来、チームタイトルも2008年以来遠ざかったままとなっている。

しかしモンテゼモーロは、ランチイベントの中で「再び勝ち始める要素はすべてそろった」とコメントし、さらにこう続けた。

「来季のドライバーを見てみても、素晴らしいものを期待できる。フェリペは、来年が彼にとって重要な年になることを理解しているが、競争力の高いクルマを彼に与えられるかは、われわれ次第だ。もし彼に競争力のあるクルマを与えられれば、ミハエル(シューマッハ/現メルセデスGP)やキミ(ライコネン)より速いこともあった彼を再び目にすることができるだろう」

「フェルナンドは素晴らしいシーズンを過ごした。クルマの競争力が高くなかったにもかかわらず、シルバーストン(イギリスGP)でわれわれ全員を喜ばせてくれた。フェラーリが60年前に初めてF1での勝利を記録したのと同じサーキット、同じ月に、勝ってくれたのだ」

そして最後にモンテゼモーロは、集まったフェラーリ関係者へ次のように語りかけた。

「私の仕事は、あなた方に仕事をする上での最高な環境を提供することだ。良い結果を切望し、奮闘してくれることを期待している」

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