フェラーリ社長ルカ・ディ・モンテゼモーロ、イタリアの次期総選挙への出馬を表明

2011年12月22日(木)

フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ社長が、2013年に行われるイタリア総選挙に出馬する意向を表明。大統領就任を目指すことが明らかになった。

モンテゼモーロは、1970年代にフェラーリのF1チームへ加入。当時低迷していたフェラーリをドライバー部門のタイトルを獲得するチームに立て直すと、フェラーリの親会社であるフィアットへ移った。その後、1991年にフェラーリの社長に就任すると、2004年からはフィアットの会長も兼務した。

2010年にフィアットの会長を退任したが、以前からモンテゼモーロの政界進出がうわさされており、シルビオ・ベルルスコーニ前首相がスキャンダルで失脚した際には、ついにモンテゼモーロが政界へ進出するのではないかとささやかれていた。

そんな中、モンテゼモーロは自身が立ち上げたシンクタンク「Itaria Futura」のメンバーへ送った書簡の中で、次のように宣言した。

「2度目の共和制は失敗に終わった。次の選挙は歴史的に重要なものとなるため、われわれには新しい顔、新しいアイデアが必要だ」

この書簡の中で、モンテゼモーロは次のように署名している。

「未来のイタリア大統領、ルカ・ディ・モンテゼモーロ」

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