4日(月)、東京のイタリア大使館で行われたチャリティーオークション会場には、200人を超える情熱的なファンやコレクターが集まった。このオークションは、3月の東日本大震災で大きな打撃を受けた宮城県石巻市のための支援金を集めるためのもの。
スクーデリア・フェラーリ・マールボロのシャツにサインが入ったものや、日本市場に初めて紹介された4輪駆動フェラーリFF(フェラーリ・フォー)などが競り落とされ、オークションは大成功のうちに終わった。オークションの目玉ともいえるフェラーリFFを競り落としたのは東京在住の建築家だという。
フェラーリはこのオークションで集められた50万ユーロ(約5900万円)を超える資金を、石巻の子供たちのための学校建設資金に充てるとしている。
この取り組みはフェラーリが日本での販売開始から35年となったことの祝賀も兼ねて今回初めて開催されたもの。イタリア側からはフェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモーロ、イタリア大使のヴィンセンツォ・ペトローネ、日本側からは海江田万里経済産業大臣、そして石巻の亀山紘市長が参加した。