ゲルハルト・ベルガーのおいがF1を目指してサーキットを駆ける

2011年12月22日(木)

ゲルハルト・ベルガーのおいが、F1デビューに向けて着実に階段を上っている。

現役時代はその豪快な走りと明るいキャラクターで人気を博すと同時に、フェラーリやマクラーレンといった名門チームで活躍し、通算10勝を記録して1997年でF1ドライバーのキャリアの幕を下ろしたベルガー。1994年にレース中の事故でこの世を去った伝説的F1ドライバーのアイルトン・セナは、マクラーレン在籍時のチームメートであり、セナと非常に親しいことも知られていた。

その故アイルトンのおいブルーノ・セナは、HRTからすでにF1デビューを飾っており、今シーズン途中からはロータス・ルノーGPのドライバーとして参戦していた。

BMWの元モータースポーツ部門責任者であり、トロ・ロッソの共同オーナーでもあったベルガーを叔父に持つ17歳のルーカス・アウワーは、ベルガーの姉クラウディアの息子である。そんなアウワーは、F1を頂点とするフォーミュラレースで戦うことを真剣に検討しているようだ。

今年、ルーカスはJKレーシング・アジアシリーズに参戦し、チャンピオンの座を射止めた。JKレーシング・アジアは、フォーミュラBMWパシフィックがシリーズ名を変えたカテゴリーであり、フォーミュラレースの入門カテゴリーとされている。

「僕の将来に向けてとても重要なことだ。今シーズンはどうしても勝たなくちゃいけなかった。そして今は自分が将来何をしているかが分かるようになったんだ」とアウワーは今回のタイトル獲得について述べた。

『motorline.cc』によると先週、叔父のベルガーが見守る中、アウワーはバレンシアで行われたF3ユーロシリーズのテストに参加したという。

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