ゲルハルト・ベルガーがチームオーナーとしてF1のピットレーンに戻る可能性をきっぱりと否定した。
F1で10回の優勝経験をもつベテランドライバーとして1997年に引退したオーストリア出身のベルガーは、2003年までBMWのモータ―スポーツ・ディレクターを務めていた。
2006年には友人のディートリッヒ・マテシッツ(レッドブル/オーナー)からトロ・ロッソの株式の半分を買い取って、共同チームオーナーとしてピットレーンに舞い戻ったベルガーだったが、2008年の終わりにはその株式をレッドブルに売却した。
近いうちに再びどこかのチームオーナーになるつもりがあるかを尋ねられた51歳のベルガーは、「最近のF1の状況を考えると、そのチャンスはなさそうだ」と応じた。
「そんなお金はないよ」ベルガーはドイツ誌『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に話している。
「このスポーツはお金がかかりすぎるようになったからね、この市場でいい仕事をするほどの資金は見つけられないな」