今年のF1パドックではあの有名な赤い帽子をかぶったニキ・ラウダの姿は見られないようだ。
伝説的なオーストリア人ドライバーであり、ビジネスマンやドイツのTVコメンテーターといった面も持つラウダは、1976年に命に関わるほどの事故で頭部と顔に傷を負って以来、前面にスポンサーのロゴが入った赤いキャップをかぶっている。
スイス機械メーカー『Oerlikon(エリコン)』との4年契約が終わり、3度F1ワールドチャンピオンに輝いたラウダはリヒテンシュタインの金融会社『マネー・サービス・グループ』と契約を結んだ。
同社の広報はラウダの新しいキャップがダークブルーになることを認め、その新しい帽子をかぶった61歳のラウダの写真を公開した。
「ニキ・ラウダをわが社の大使に迎えられて大変光栄です」と、トロ・ロッソのスポンサーでもあるマネー・サービス・カンパニー社の創業者ミハエル・ザイドルは語っている。