小林可夢偉&リンキン・パーク、特別ヘルメットで復興支援

2011年11月25日(金)

小林可夢偉(ザウバー)が、超人気バンドのリンキン・パークとコラボレーション。リンキン・パークがデザインした特別ヘルメットでブラジルGPを戦い、復興支援のためオークションに出品する。

リンキン・パークは、アメリカのバンドであり、デビューアルバムが全世界で1,500万枚を超えるメガヒットになるなど、世界規模で人気を誇るバンド。F1シンガポールGPの際には、F1の関連イベントとして開催されたF1ロックスに出演していた。

この公演でリンキン・パークと可夢偉が会い、リンキン・パークのファンだという可夢偉が、リンキン・パークによって設立された慈善団体「ミュージック・フォー・リリーフ」に協力し、東日本大震災の復興支援のためヘルメット・オークションを行うことが決まった。

可夢偉は震災の発生直後から支援活動を行っており、F1関係者に呼びかけてiPhoneやiPad向けF1アプリをプロデュースしたほか、自費で復興支援リストバンドを制作、日本GPの際には被災地の合唱団を招待し、国歌斉唱を任せるなどしてきた。一方のリンキン・パークも70万ドル(約5,300万円)以上の寄付金を集めたほか、9月には宮城県石巻市の小学校を訪問するなど、積極的に支援活動を行っている。

今週末のブラジルGPでは、可夢偉の個人スポンサーであるグッド・スマイル・カンパニーが協力し、アライ・ヘルメット提供によるヘルメットをリンキン・パークがデザイン。可夢偉はこのヘルメットでブラジルGPを戦い、オークションへ出品される。

「以前からリンキン・パークのファンだったんです。彼らの音楽が好きですし、彼らの社会貢献についても感銘を受けていました。シンガポールGPで彼らが公演をしたとき、パドックで個人的に会うことができて興奮しました」

「その後、彼らと連絡を取り合っていたのですが、ジョー・ハーン(リンキン・パークのDJ)にヘルメットをデザインしもらい、とてもうれしく思います。僕の母国復興のためにも、これでミュージック・フォー・リリーフに多額の資金が集まることを願っています」と可夢偉はコメントした。

ハーンは「僕たちも日本に向けた寄付金集めを続けているけど、可夢偉のために特別なものを提供することができ、とても面白い機会になった」と話している。

オークションはすでに始まっており、アメリカ東部標準時で12月19日(月)14時、日本時間では12月20日(火)午前4時に終了となる。オークションには、こちらからアクセスできる。

【画像】小林可夢偉&リンキン・パーク、復興支援の特別ヘルメット

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