F1第14戦シンガポールGPフリー走行2回目、詳細レポート

2011年09月24日(土)

2011年F1第14戦シンガポールGPフリー走行2回目が、9月23日(金)の現地時間21時30分(日本時間22時30分)から90分間、マリーナベイ・ストリート・サーキット(1周/5.073km)で行われ、タイトル確定の可能性もあるセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップ。小林可夢偉(ザウバー)は9番手だった。

セッション開始時の天候は晴れ、気温30℃、路面温度は31℃。1回目のセッションでは縁石が緩んでしまう問題が発生し、3コーナー、14コーナーの縁石が取り外されていたが、フリー走行2回目の前には13コーナーのイン側にある縁石も取り外された。1回目のセッションでまともに周回を重ねられなかったこともあり、このセッションでは開始直後から多くのクルマがコースイン。積極的に周回を重ねていった。

開始約10分でセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップに。タイムは1分48秒171。この時点で1回目のセッションで記録したタイムを上回っている。ベッテルはその後、自身のタイムを更新しながら周回を重ねていき、1分47秒375までタイムを短縮させたところでピットへ戻った。

開始約30分、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がようやくタイム計測を開始、まずは1分56秒650を記録して21番手に。その後ハミルトンはタイムを更新していき、1分48秒390を記録して3番手まで浮上したところでピットへ戻った。開始約40分、バトンが14コーナーでクルマを止めてしまう。ギリギリのところでウォールには当たらなかったが、ギアがバックに入らず、立ち往生している間にブレーキの温度が上がり、煙が出始めてしまう。結局バトンはここでクルマを降りた。

開始約45分、ブルーノ・セナ(ロータス・ルノーGP)がソフト側のタイヤでタイムを計測。自身のタイムを約1.1秒更新した。また、フェリペ・マッサ(フェラーリ)もソフト側のタイヤでもタイムアタック。1分47秒120を記録してトップに立った。ここで小林可夢偉(ザウバー)もソフト側のタイヤでタイムを更新。10コーナーの縁石で大きく跳ねながらも6番手に浮上した。

残り約35分、セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)が21コーナーの立ち上がりでアウト側のウォールにフロントタイヤを当て、サスペンションを壊してしまった。ブエミはピットへ戻ることなく、クルマを降りている。

残り約30分、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が1分46秒575を記録してトップに。しかし、すぐにベッテルが1分46秒374を記録してトップの座を取り戻した。いずれもソフト側のタイヤを装着している。

残り約15分、ほとんどのクルマがソフト側のタイヤでコースインしているものの、多めの周回を連続走行するロングランを行っているドライバーが多く、大きな順位変動はない。

その後、誰もベッテルのトップタイムを更新することはなく、タイトル確定の可能性もあるベッテルがトップでセッション終了。可夢偉は9番手で初日を終えている。

【結果】シンガポールGPフリー走行2回目、各ドライバーのタイム、タイム差など

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