17日(木)に開幕したF3マカオGPは、予選1回目が行われ、プレマパワーのロベルト・メルヒが暫定ポールポジション。全日本F3王者で、ミュッケ・モータースポーツから参戦の関口雄飛は6番手につけた。
この日のマカオは、朝から断続的に雨が降る天候。午前中に行われたフリー走行もウエット路面で行われていた。そして、30分間で行われる予選1回目が開始した時点でも雨が降っている状態だった。
そんな中、メルヒはセッション序盤にトップタイムを記録。その後、コンディションが悪化するとメルヒが他車に追突する事故が発生。これでセッションが赤旗中断になると、再開後には2番手タイムを記録していたマルコ・ウィットマンもクラッシュした。
結局、コンディションの悪化もあってメルヒがトップのままセッション終了。メルヒが暫定ポールポジションとなった。直前になって参戦が決まった関口は6番手。ほかの日本勢は、トムスから参戦のアレキサンダー・シムスが5番手、リチャード・ブラッドレーは29番手。今年はユーロF3に参戦していたモトパークの佐藤公哉が12番手。戸田レーシングの山内英輝が23番手。スリーボンド・レーシングの安田裕信は30番手だった。
また、16日(水)までアブダビでF1の若手テストに参加していたバルテリ・ボッタス(ダブルRレーシング)は、搭乗予定だった飛行機に数分の差で乗り遅れ、さらにフェリーが遅れたこともあって1回目のフリー走行を走れず。予選1回目には間に合ったが、27番手と出遅れている。
18日(金)にはフリー走行2回目と予選2回目が行われ、19日(土)の予選レースに向けたグリッドが決定する。決勝は20日(日)に行われる。