F3マカオGP予選レース、マルコ・ウィットマンが優勝。日本人最上位は佐藤公哉の9位

2011年11月19日(土)

F3マカオGP予選レースが19日(土)に行われ、ポールポジションからスタートしたマルコ・ウィットマン(シグネチャー)が全周回をトップで駆け抜けて勝利した。

ウィットマンが完ぺきなスタートを決める一方、2番手スタートのアントニオ・ダ・コスタ(レーシング)は1速ギアが壊れたためスタートに失敗。その後、マカオ名物の長いストレート区間で一時はフェリペ・ナスル(カーリン)がトップに立ったものの、ストレートの終わりにあるコーナー、リスボアでウィットマンがナスルを抜き、首位の座を奪い返した。

その後、ナスルがロベルト・メルヒ(プレマパワー)が激しい2番手争いを演じ、ウィットマンは独走状態に。しかし、クラッシュしたジミー・エリクソン(モトパーク)のクルマがコース上に止まったため、セーフティカーが出動。結局、セーフティカーが導入されたままレースは終了し、ウィットマンが予選レースを制する結果になった。2位はメルヒの猛攻から順位を守り切ったナスル。3位にはメルヒが入った。

「マカオは、決して簡単にはいかない。いいスタートを決めることが重要だったんだ。僕はそれを成功させて、後ろとの差を広げるため必死に攻めた。これが勝利へのカギだったよ」とウィットマンは振り返っている。

日本勢では、モトパークの佐藤公哉が9位、戸田レーシングの山内英輝が11位、全日本王者でミュッケ・モータースポーツから参戦の関口雄飛が12位、トムスのリチャード・ブラッドレーがリタイア。スリーボンド・レーシングの安田裕信もリタイアだった。トムスのアレキサンダー・シムスはグリッドへ向かう途中にクラッシュして未出走だった。

決勝は20日(日)に行われる。

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