日産、ニスモブランドの拡大を発表
2011年11月30日（水）
日産が、同社のモータースポーツ活動を担うニスモブランドの拡大計画を発表。モータースポーツで得たチューニング、および高性能化ノウハウを日産の市販車に適応していく。
計画の一端として、ニスモのグローバル本社を横浜市鶴見区へ移し、専用設計された新社屋で2013年初めより稼働する予定。本社を鶴見へ移転することで、全活動を一つ屋根の下に統合し、レース活動と高性能バージョン車開発の両方の優秀性を兼ね備えたグローバルセンターが生まれることになる。
なお、このグローバルセンターは、レースカー整備場に加えて、一般客の車両の点検・整備を行うための広いメンテナンスエリア、歴代の名高いニスモレースカーと市販車が展示されるヘリテージエリアも併設。現在のニスモの拠点名を継承したスペシャリスト・ストア「大森ファクトリー」において、一般客も性能向上部品やニスモコレクションアイテムを購入することができる。
日産は、この計画を通じて「ニスモの名称が、日産の主力車種に対する高性能プレミアム・スポーツバージョンの代名詞になること」を狙うとしている。
日産のカルロス・ゴーン社長は、次のようなコメントを残した。
「今はまさに、日産のレーシングドライバーがサーキットを走る度に楽しんでいることを一般のドライバーにも経験していただく好機です。当社は、ニスモの情熱とワクワクする走りの楽しみを日産の主力車種にも盛り込んでいくことを狙いとしており、今回のモーターショーに出展するジュークニスモコンセプトはそのポテンシャルを具現化したものです」
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