アウディの首脳が、長年続くF1参戦のうわさについてコメントした。
F1では、2013年からエンジンのレギュレーションが大幅に変更される。このタイミングでフォルクスワーゲンがF1へ参入し、アウディブランドでエンジンを供給するのではないかとのうわさが広がっていた。
そんな中、アウディのモータースポーツ責任者ヴォルフガング・ウルリッヒは『Donau Kurier(ドナウ・クリエール)』へ、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)やル・マンなどのスポーツカーレースに満足しているとしつつ、次のように加えた。
「しかしながら、アウディは定期的にF1の状況を評価している」
このように語ったウルリッヒだが、F1がアウディの優先事項ではないことも認めており、こう続けている。
「イメージという観点で見れば、“スポーティーさ”や、“モータースポーツでの成功”という面でアウディはすでに大きな成功を残している」
アウディは「Vorsprung durch Technik(技術による先進)」をモットーにしているが、「最近15年のF1は」そのモットーにそぐわない状態だともウルリッヒは語った。