15日(土)にニュルブルクリンクで行われた耐久選手権第9戦で、トヨタとアストンマーチンがタッグを組み、トヨタの豊田章男社長もレースを走る際にたびたび使用している「モリゾウ」名義で自らレースを走った。
トヨタから豊田社長と飯田章がドライバーとして参加、アストンマーチンからはウルリッヒ・ベッツCEOとクリス・ポリットが参戦して合同チームを組み、レクサスLFAとアストンマーチンV12ザガートの2台を4名のドライバーでシェアするという形で参戦。今回のタッグ実現について、豊田社長はブログの中で次のように書いている。
「以前に、ベッツさんはモリゾウにこう言ってくれました。“モリゾウがトヨタから出れないなら、アストンマーティンのドライバーズシートはいつも準備OKだよ!”と。今回、それがこんなコラボレーションの形で実現するとは…」
決勝では、ザガードがリタイアする一方、LFAはクラス7位、総合83位でレースを終えた。
なお、6月にニュルブルクリンクで行われ、トヨタもレクサスLFAで完走を果たした24時間耐久レースの表彰式で、豊田社長とベッツCEOはレース主催者ADACから「モータースポーツ功労賞」を授与されていた。そのため、今回アストンマーチンとコラボすることで、ADACへお礼返しできたとも豊田社長はブログで振り返った。
「前回のニュル24時間レースの表彰式で、ベッツさんとモリゾウはレース主催者であるADACから、モータースポーツ発展に貢献したとして功労賞を頂きました。そんなADACへのお礼返しもできたかなとも思います」