ヒスパニア・レーシング(HRT)が、2011年ドライバーを1人決定し、間もなく正式な発表がされるとみられる。
2005年にジョーダンでF1デビューを果たしていたナレイン・カーティケヤンが、ツイッターで次のように明かした。
「2011年はF1へ戻る。HRTからレースに出る契約を結んだ」
さらにカーティケヤンは、スポンサーからの協力によって契約を結ぶことができたとして、「長年僕を支援してくれたタタ・グループには、心から感謝している。彼らの支援が役に立った」と加えている。
来週には34歳になるカーティケヤンだが、今回のF1復帰のために800万ドル(約6億6,000万円)を集めたとも言われている。また、今年からインドGPが開催されることも、インド出身であるカーティケヤンには追い風になった。
HRTのチーム代表コリン・コレスもカーティケヤンとの契約を認めており、「シーズン中は、彼の経験がチームの役に立つと確信している」とコメントした。
「僕は常に、モータースポーツの最高峰へ復帰するという夢をあきらめなかった」とのカーティケヤンのコメントを、インドの各メディアが伝えている。
2005年限りでジョーダンを離脱したカーティケヤンは、2006年と2007年にウィリアムズでテストドライバーを務め、最近はスーパーリーグやNASCARのトラック・シリーズで戦っていた。