バレンシアサーキットで3日(木)、F1合同テスト3日目が行われ、ロバート・クビサ(ロータス・ルノーGP)がトップタイムを記録した。
サイドポッド前部に排気口を配置するという、革新的なクルマを投入して大きな話題になっていたロータス・ルノーGP。このクルマのパフォーマンスに大きな注目が集まる中、クビサがトップタイムを記録して1回目の合同テストを終えた。
また、この日からテストに合流したフェリペ・マッサ(フェラーリ)は、走り始めてすぐにオイル漏れが原因で出火するというトラブルに見舞われた。その後、マッサは走行を再開し、最終的には5番手になっている。
小林可夢偉の所属するザウバーでは、前日に引き続き可夢偉のチームメートであるセルジオ・ペレスが走行。100周以上を走行し、8番手でテストを終えた。
前日にパワーステアリングのトラブルに見舞われたチーム・ロータスでは、対策パーツが間に合わなかった。そのため、この日の走行を担当したヤルノ・トゥルーリは、パワステなしで走行を重ねていたという。トゥルーリは、38周を周回しているが、タイム計測は行っておらず、最下位となった。
1日(火)に始まったバレンシアテストは、この日が最終日。次回のテストは、ヘレスで10日(木)から行われる。なお、初日のテストに参加していなかったチーム・ロータスは、4日(金)もバレンシアに残り、プロモーション用の撮影などを行う。
順位 | ドライバー | チーム | タイム | 周回数 |
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1 | ロバート・クビサ | ロータス・ルノーGP | 1分13秒144 | 95周 |
2 | エイドリアン・スーティル | フォース・インディア | 1分13秒201 | 117周 |
3 | ジェンソン・バトン | マクラーレン | 1分13秒553 | 105周 |
4 | マーク・ウェバー | レッドブル | 1分13秒936 | 105周 |
5 | フェリペ・マッサ | フェラーリ | 1分14秒017 | 80周 |
6 | ティモ・グロック | ヴァージン | 1分14秒207 | 114周 |
7 | パストール・マルドナード | ウィリアムズ | 1分14秒299 | 101周 |
8 | セルジオ・ペレス | ザウバー | 1分14秒458 | 103周 |
9 | ミハエル・シューマッハ | メルセデスGP | 1分14秒537 | 110周 |
10 | セバスチャン・ブエミ | トロ・ロッソ | 1分14秒801 | 73周 |
11 | ナレイン・カーティケヤン | ヒスパニア・レーシング | 1分16秒535 | 63周 |
12 | ヤルノ・トゥルーリ | チーム・ロータス | タイムなし | 38周 |
*タイムなどはF1公式ウェブサイトより