選手権を争うレッドブルとフェラーリの舌戦は、まだ続いているようだ。
最近、メディアで辛らつな言葉の応酬をしていたのに続き、レッドブルとフェラーリの新車は、バレンシアで行われていたテストでお互いにタイムシートのトップを塗りかえていた。
この争いは、イタリアのシューズブランドの代表が2011年、フェラーリよりもレッドブルを支援することを決断したと語った2日(水)も続いた。
レッドブルの新スポンサーであるジェオックスの創設者マリオ・モレッティ・ポレガトは、イタリアの『La Stampa(ラ・スタンパ)』に、「われわれは優勝する若いチームと組むことにした」と話している。
この発言はフェラーリの広報部門の目を引くことになった。フェラーリの広報は時々、チームの公式ウェブサイトで『Horse Whisperer(跳ね馬のささやき)』として辛らつなコラムを掲載している。
このコラムニストは、レッドブルとジェオックスの契約の話を聞いたとき、2010年にフェラーリが受けた、「大量の現金に裏づけされた、同姓同名のモレッティ・ポレガトからの度重なるオファー」を思い出したと明かしている。
コラムでは、フェラーリにはすでに別のシューズブランド、プーマとの契約が存在していたことから契約を断ったとしている。
フェラーリのコラムニストは、「フェラーリは(ジェオックスの)提案がこのレベルのブランドにふさわしくないものと考えたようだ。そのため、モレッティ・ポレガトはレッドブルに頼ることになったのだろうか?」と書いている。