レッドブルのウイングも動いていたと主張するフェラーリ

2011年11月15日(火)

2戦連続してフロントウイングの“バタつき”が見受けられたフェラーリだが、アブダビGPでは同じような現象が起こっていたチームがあると主張している。

2012年のシーズンに向けてのテストも兼ねた新型フロントウイングを、2週間前に開催されてインドGP(10月30日決勝)からレースに導入したフェラーリだが、そのインドGPではフェリペ・マッサのマシンに装着したフロントウイングがバタついてしまう現象がでた。アブダビGP(11月13日決勝)に向けてその問題を解決したとフェラーリは述べていたが、同じ問題がアブダビGPでもマッサのマシンに出てしまったため、マッサは旧型のフロントウイングで戦うことになった。

レース後、イタリア人の報道関係者から質問を受けたフェラーリの代表ステファノ・ドメニカリは「まぁ、今回はわれわれだけにフロントウイングの“動き”があったわけじゃないと思うよ」と答えた。ドメニカリは、高速になるにつれて路面近くに押し下げられるフロントウイングのコンセプトを最初に考案したレッドブルのことを指摘している。

レッドブルは昨年からこのコンセプトのフロントウイングを導入しており、F1の規則違反に該当する“フレキシブルウイング”なのではないかという議論が続いていた。他チームのドライバーたちからも、高速走行時にレッドブルのマシンがミラーに映った際、フロントウイングがたわむような動きをしているとの指摘が寄せられていた。それらの指摘受けF1を統括しているFIA(国際自動車連盟)は、何度かレッドブルのフロントウイングを検査したが、その違法性は認められなかった。

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