フロントウイング振動問題、レッドブルは原因解明か

2011年11月26日(土)

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によれば、フェラーリのフロントウイングが激しく振動する原因をレッドブルは把握しているようだ。

フェラーリは、シーズン終盤になって新型フロントウイングを投入。レッドブルのウイングを参考にしたものだとされているが、特にフェリペ・マッサのクルマにおいてフロントウイングが激しく振動する「フラッター」と呼ばれる現象の解消に手間取っている。

しかし、このタイプのフロントウイングの先駆者であるレッドブルも前戦アブダビGPで同様の現象に悩まされており、レッドブルチーム代表のクリスチャン・ホーナーも「鈴鹿(日本GP)ではマーク・ウェバーのクルマに同様の症状が出ていた」と認めている。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌はレッドブル関係者からの情報として、この現象は簡単に説明できると書いた。

フロントウイングの振動はDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)を作動させてストレートを走行中によく見られているため、クルマのフロント部分への空力荷重が増加したときに発生する現象だと思われる。

「その状態でタイヤの内圧が低い場合、クルマがタイヤの上で跳ねるようになる」ことから、比較的重い翼端版が振動するのだと『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は結論づけている。

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