2011年もKVレーシングからインディカーに参戦することが正式発表された佐藤琢磨が、4日(金)に行われたホンダの2011年モータースポーツ活動発表会に出席し、インディカー2年目に向けた抱負を語った。
昨年は、インディカー参戦が遅い段階で決定したこともあり、準備不足のまま開幕を迎えた琢磨。その後も苦しい戦いが続いていたが、昨年の苦戦について琢磨は、次のように述べた。
「圧倒的な準備不足がたたり、自分の経験をフルに生かしたつもりでしたが、本当に追いつきませんでした」
「たくさんのことが起きて、それに対する対応が後手にまわり、レース結果に結びつかない要因になりました。自分自身で何とかしようと頑張れば頑張るほど、空回りをしたり、ミスをしたりしました」
「そういう意味では、たくさんの反省点がありましたが、逆に言えば、それだけ多くのことが経験できたというのは、自分にとってもすごく大きな財産につながりますし、2年目を戦うにあたって、去年の経験が確実に生かされると思います」
「いい部分と悪い部分をきっちりと自分の中で消化して、今年は開幕戦から思いっきり戦いたいです」
そして、9月18日(日)にツインリンクもてぎで開催されるインディジャパンに向けて琢磨は、「(昨年のインディジャパンでの)ファンの皆さんの応援を、本当に幸せに感じました。インディジャパンに行くときには、トップコンテンダーの常連でベストリザルトを狙っていきたい」と意気込みを語った。
そして最後に琢磨は、「自分の夢である頂点を目指して挑戦していきたい」と力強くコメントした。
2011年のインディカーは、3月27日(日)にセントピータースバーグで開幕戦が行われる。