レッドブルやフェラーリに比べると、マクラーレンのシーズン前テストはスムーズにはいっていないようだ。
レッドブルがタイトルを守るために投入した新車RB7で、マーク・ウェバーが20日(日)に約140周を走破したことを知ると、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)は「クレイジーだよ」と驚きを隠せなかった。
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に、ハミルトンは「笑うしかないね。信じられない。彼ら(レッドブル)は本当にいい仕事をしているよ」とも話している。
マクラーレンの革新的な2011年型車MP4-26は、ライバルに一歩遅れる形で、2回目の合同テストから走り始めており、真のパフォーマンスはまだ明らかにされていない。
2008年ワールドチャンピオンのハミルトンは、『O Estado de S.Paulo(オ・ エスタード・ジ・サンパウロ)』に、「僕たちはすぐにレースのシミュレーションをやる必要があるね」と語っている。
さらに、新車の感触についてたずねられると、ハミルトンは「いいよ。僕たちは進歩している。まだやることはたくさんあるけどね」と答えた。
チームメートのジェンソン・バトンは『The Sun(サン)』に、「僕たちが走った距離はそんなに多くないから、この時点で判断するのはフェアじゃないと思う」と話している。
「僕たちには、このクルマの性能を解き放つため、問題なく走り込める日が必要だね」
フランスのウェブサイト『autohebdo.fr』は、2009年のワールドチャンピオンのバトンが次のように加えていると伝えた。
「僕たちも、基本的な部分はよさそうなんだ。でも、開幕戦の予選になるまで、どの位置にいるかはっきりとした答えは誰にもわからないと思う」