日産の海外ブランド「インフィニティ」とレッドブルの契約が正式に発表されたが、事前に報じられていたエンジン名の変更はないことが判明した。
インフィニティは、日産が海外で展開している高級車ブランド。レッドブルにエンジンを供給するルノーと日産が資本提携を結んでいる関係で、今年にレッドブルが搭載するエンジンのブランド名はインフィニティになると報じられていた。
しかし、発表された声明によると、2011年と2012年に向けて結ばれた契約は、エンジン名を変更するものではなく、「マーケティング契約」であり、「技術的な活動」を含めたものだという。
この「技術的な活動」が具体的にどういったものを指すのか明らかになっていないが、2011年もレッドブルが搭載するエンジン名はルノーのままになり、レッドブルのクルマやドライバーのウエアなどで大々的にインフィニティのロゴが掲載されるとのことだ。
この発表に先立ち28日(月)には、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーが『Bloomberug(ブルームバーグ)』に対し、今季もレッドブルのカラーリングは大きく変わらないものの、インフィニティのロゴが4ヶ所に入ると明かしていた。
また、ホーナーは『Reuters(ロイター)通信』へ、インフィニティのF1参入は「最高なニュース」だとして、こう加えた。
「これをきっかけに、どんどん(日本メーカーの参入が)増えるかもしれない」