日産の海外ブランド「インフィニティ」と提携を結んだレッドブルは、将来的にKERS(運動エネルギー回生システム)で日産と協力することを望んでいるようだ。
レッドブルとインフィニティは、2011年および2012年の契約を結んでいるが、発表された声明の中では「将来の技術協力」という点が強調されていた。
2013年には、KERSに関するルールが大きく変更されるとみられており、このタイミングでレッドブルが日産の持っているバッテリー技術を活用できると思われる。レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーも、『racecar-engineering.com』へ次のように話している。
「われわれにとっては、刺激的な流れだと思う。ルールがどうなるにしろ、2013年まではバッテリーのノウハウを活用できないだろうがね。車体の製造者だったレッドブル・レーシングにこれまでなかった、バッテリー開発における研究開発のリソースが手に入った」