ブラジルのサンパウロで2日(月)、悪天候のため中断されていたインディカー第4戦の決勝が再開され、KVレーシングの佐藤琢磨が一時はトップを走行。しかし、最終的には、チーム・ペンスキーのウィル・パワーが優勝した。
この日、3番手でレース再開を迎えた琢磨。すぐに2番手へ浮上すると、その後のペースカー導入からレースが再開される際に、トップを走行していたパワーを抜き、琢磨がトップに立った。
レース中さらにペースカーが導入された際、多くのドライバーがピットインする中、琢磨はピットに入らずに走り続けるという戦略を決断。しかし、これが裏目に出てしまい、燃料が足りずレース終盤に給油のためピットイン。これで首位の座を明け渡すこととなった。
最終的には、このレースでポールポジションを獲得していたパワーが優勝。2位はサービスセントラル・チップ・ガナッシ・レーシングのグラハム・レイホール、3位はチーム・ペンスキーのライアン・ブリスコーとなった。琢磨は結局、8位でレースを終えた。