2011年F1第4戦トルコGPが5月6日(金)、イスタンブール・パーク・サーキット(1周/5.338km)で開幕し、現地時間10時(日本時間16時)から90分間、フリー走行1回目が行われ、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がトップになった。
今年のF1ヨーロッパ戦開幕の舞台となったトルコ。事前に予想されていたとおり、この日のフリー走行1回目は雨の中で行われることとなった。今週末は今後も雨が降る可能性もあると予報されており、週末の間に使用できる雨用タイヤの数が制限されていることも影響したのか、このセッションではほとんどのドライバーが少なめの周回数だった。また、コース上に水の量が多いため、スピンやコースオフが連発するセッションとなった。
そんな中、セッション終盤にはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がぬれた縁石でスピンし、コースを横切ってガードレールに激しく激突。ベッテルに大きなケガはないようだが、これでセッションは赤旗中断となった。その後、セッションが再開されると各車がコースインしたものの、セッション終了直前までマクラーレンの2台はシステムチェックを行ったのみでタイム計測を行っていなかった。
セッション終了直前にジェンソン・バトン(マクラーレン)はコースインしたものの、チームメートのルイス・ハミルトンはピットレーンを出る前にセッション終了となってしまい、コースへ出ることができなかった。
結局、このセッションでトップになったのはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)。タイムは1分38秒670だった。
2位から5位までの結果は次のとおり。
2位ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)1分40秒072。3位ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)1分40秒132。4位ニック・ハイドフェルド(ロータス・ルノーGP)1分40秒338。5位ビタリー・ペトロフ(ロータス・ルノーGP)1分40秒401。
小林可夢偉(ザウバー)は6位だった。
トルコGPフリー走行2回目は、このあと現地時間14時(日本時間20時)から始まる。