F1 トルコGPフリー走行2回目、詳細レポート

2011年05月06日(金)

2011年F1第4戦トルコGPが5月6日(金)、イスタンブール・パーク・サーキット(1周/5.338km)で開幕し、現地時間14時(日本時間20時)から90分間、フリー走行2回目が行われ、ジェンソン・バトン(マクラーレン)がトップになった。

セッション開始時の天候は晴れ、気温14℃、路面温度は21℃。1回目のフリー走行は雨が降る中で行われたが、このセッションでは晴れとなり、路面の大部分が乾いている状態で各車が走行を始めた。

開始約15分の段階でトップはルイス・ハミルトン(マクラーレン)、2番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)、3番手セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)。セバスチャン・ベッテル(レッドブル)とパストール・マルドナード(ウィリアムズ)はまだ一度もコースインしていない。1回目のセッションでクラッシュしていたベッテルは、レーシングスーツを着ていない状態だ。

開始約30分、この段階でトップはミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)に変わっており、コンマ1秒以下の差でニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)が2番手に続く。3番手はバトン。ベッテルとマルドナードは、まだコースインしていない。

バックストレートから続く12コーナーは、追い抜きのチャンスになるコーナーだが、ちょうどブレーキングを行う位置の路面がでこぼこしている。ここで、特にマクラーレンの2台が激しく跳ねており、止まりきれずにコースオフする場面もあった。また、マルドナードは開始約35分でコースインした。

開始約40分、フェリペ・マッサ(フェラーリ)がトップタイムを更新したものの、その直後にビタリー・ペトロフ(ロータス・ルノーGP)がトップに。ペトロフはソフト側のタイヤを装着している。しかし、そのすぐ後にロズベルグがタイムを更新してトップに立った。ロズベルグのタイヤはハード側だ。

残り約40分、6コーナーでアロンソがスピン。コーナーの終盤にリアが流れ出すようにしてバランスを崩し、スピンしていた。その後、ピットへ戻ろうとしたアロンソだったが、ピットレーンの入り口でクルマが止まってしまう。結局アロンソは、ピットレーンの入り口までコースマーシャルにクルマを押してもらい、ピットへ戻ることができた。

残り約30分、ソフト側のタイヤを装着したバトンがトップに。その後、ロズベルグもタイムを更新したものの、わずかにバトンには届かず。その後、残り約15分になったところで、1回目のフリー走行でもクルマを壊していたパストール・マルドナード(ウィリアムズ)がクラッシュ。ターン8出口の縁石外側にある人工芝まで出てしまい、バランスを崩してタイヤバリアに激突した。

その後、セッション終盤にバトンのトップタイムを塗り替えるドライバーは現れず。バトンがトップのままセッション終了となった。また、ベッテルは結局、このセッションで走行することはなかった。

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