ナレイン・カーティケヤン「成功への近道なんてない」

2011年05月19日(木)

ヒスパニア・レーシングのナレイン・カーティケヤンが、スペインGPに向けた意気込みを語った。

ナレイン・カーティケヤン
「スペインGPは、チームの母国レースだから、間違いなく特別な1戦になるよ。僕が最後にここでレースを走ったのは、2005年のことだった。このコースや、ここの雰囲気が大好きなんだ。今回は、ヒスパニア・レーシングのファンが僕たちを応援してくれるから、これまで以上に特別な雰囲気になるね」

「もし僕たちがバルセロナ(スペインGP開催地)でいい走りをすれば、ファンはさらに盛り上がるだろうね。クルマを改良する予定だから、いい方向へ進歩できることを願っているよ。ファンからの応援は素晴らしいけど、いい週末を過ごすにはこれまで以上に、懸命な作業をする必要がある。成功への近道なんてないよ」

「この数年間に、ここではかなり走りこんでいるんだ。特に今年は、開幕前のテストで走った。2010年のクルマで、ウエットでの走行がほとんどたたけど、コースのことはよく分かっているよ。とても難しくて、ドライバーにとっても、クルマにとっても挑戦しがいのあるコースだから、お気に入りのコースなんだ」

「エンジニアも、このコースでの経験が豊富だから、初めからセットアップがいい状態で作業を始められる。でも、F111(ヒスパニア・レーシングの2011年型車)を理想的なセットアップにするには、たくさんの作業をこなさないといけない」

「これまでこのコースでは追い抜きのチャンスがあまりなかったけど、長いストレートとDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)のおかげで、これまでの数戦みたいにたくさんの追い抜きが可能になると思う」

「クルマから最大限のパフォーマンスを引き出すということについては、まだこの先の道のりは長い。でも、僕たちはオーストラリア(開幕戦)の週末から学習と進化を続けている。今回の改良で、パフォーマンスがどれほど向上するのか予想するのは難しいけど、コース上で直近のライバルを抜けるとうれしいね」

「とても順調に進歩できていると思うし、週末のたびに進化していた。この流れがバルセロナでも続くことを願っている」

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