ビタリー・ペトロフ、F1カナダGPでは「最後まで走りきりたい」

2011年06月08日(水)

ロータス・ルノーGPのビタリー・ペトロフが、カナダGPに向けた意気込みを語った。

Q:モナコでは、クラッシュまでいいレースをしていましたね?

ビタリー・ペトロフ:まったくそのとおりだよ。予選結果を考えれば、事故が起きるまで順調だった。3位か4位にはなれたと思うよ。3位は簡単じゃなかっただろうけど、4位は不可能じゃなかった。ペースは悪くなかったし、タイヤをうまくいたわれていたからね。

ペトロフ:運がなくて、前をふさがれてばかりいたんだ。パストール(マルドナード/ウィリアムズ)とエイドリアン(スーティル/フォース・インディア)が遅かったんだけど、彼らを抜くのはとても難しかった。それ以外はすべて予定通りだったから、最終的にいい結果を残せなくて残念だよ。

Q:次はカナダGPです。今の体調はいかがですか?

ペトロフ:体調に問題はないよ。モナコでのレース直後よりよくなっている。足首も大丈夫だし、カナダでレースできない理由はないね。

Q:カナダGPは人気の高いレースです。あなたもここでのレースが好きですか?

ペトロフ:去年に、僕もこのコースを初めて走っているから、サーキットのことはよく知っている。路面が特殊で、ブリヂストンのタイヤでは性能低下が大きかったから、簡単なレースではなかった。タイヤがピレリになった今年は、状況も変わっていることを願うよ。でも今年は、どのレースでもタイヤが大きな話題になっているから、注意していないとね。

ペトロフ:このコースには長いストレートがあるから、僕たちにとってはストレートでのスピードを見せつけるチャンスになるね。でも、低速のコーナーもあるから、タイヤをいたわるにはブレーキングも重要になる。モントリオール(カナダGP開催地)では、バランスが大切なんだ。

Q:今回の目標は何ですか?

ペトロフ:まず何より、最後まで走りきらないといけない。そして、ポイントをたくさん獲得しないとね。ポイント獲得が可能なことは分かっているんだ。僕たちのクルマがとても速いことも分かっているから、ミスを最小限にすれば、結果はついてくるはずだよ。

Q:ピレリタイヤが今回のレースを左右する要素になると思いますか?

ペトロフ:それは難しい質問だね。モナコでは、1回だけのピットストップでレースを走りきれるなんて思っていなかったけど、最終的にはなんとかなっていた。

ペトロフ:今シーズン、タイヤが大きな話題になっているのは間違いないし、これまでにはいろいろなタイプのサーキットで、タイヤの性能低下が激しいことを確認している。でも、これでF1が観客にとって興奮するものにならなかったとは言い切れないと思う。

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