ロータス・ルノーGPのビタリー・ペトロフがドイツGPへの意気込みを語った。
Q:ビタリー、どのように前戦イギリスGPの週末を総括しますか?
ビタリー・ペトロフ:率直に言って、素晴らしかったよ。イギリスGPにはとてもたくさんのファンがいるし、本当に情熱的な人たちがいる。そして僕らのチームにとってのホームGPでもあるしね。残念なことに僕らのサーキット上でのパフォーマンスは週末の3日間を通してさえていなかった。僕たちの予選は14位と16位と、本来のいるべき順位からは随分下の、惨たんたる結果だった。天候は僕らの助けにはならなかったよ。
ペトロフ:それにエンジン設定のルール変更は明らかに影響があった。レースでは僕はまずまずのスタートを切ることができた。でも僕らは本当にタイヤに苦しめられていて、ぬれた路面状況では運転がかなり厳しかったんだ。インターミディエイトタイヤ(ドライと雨の中間のタイヤ)では十分なグリップを得ることができず、かなりの悪影響が出て、シューマッハ(ミハエル・シューマッハ/メルセデスGP)をはじめとする他のドライバーたちから順位を守ることができなかった。
ペトロフ:路面が乾いたら本来のペースをつかむことができたけど、以前よりも強力なマシンが必要だったから十分ではなかった。だから全体的に僕としてはがっかりしているよ。高速コーナーは僕たちのマシンに合っていると思っていたからね。でもそれ以降、チームとしては何が間違っていたのかを理解することができたし、ドイツでは前進することができるよ。
Q:先週末、ロシアで開催されたフォーミュラ・ソチ・フェスティバルに参加しましたね。母国のファンにF1の魅力を伝えることができるのは誇らしいですか?
ペトロフ:ソチ(2014年からのロシアGP開催予定地)へ行くことはとても大切だと思うし、すべてのスポーツが行われるべきだ。F1は僕の母国ロシアでも人気が高まりつつある。数年後にはロシアGPが開催されるから、これがF1なんだっ! ってアピールするには良い時期じゃないかな。
Q:ニュルブルクリンクでのドイツGPでは何を期待していますか?
ペトロフ:そうだね、去年はホッケンハイムでレースが行われた。もちろん、今年のニュルブルクリンクでは異なるドライビングになるだろうね。天候はとても変わりやすいだろうし、それがレースに影響を与えるだろう。でも、僕たちが本当に必要なのはマシンの強力なセットアップだよ。いつもと同様に、空力の効率がカギとなる。
ペトロフ:マシンは本来あるべき力を発揮していないから、このところのレースではペースが遅れ気味だった。だからシーズンの流れを変えるためにも早急に対処する必要がある。それに、日曜(24日)午後の決勝でポイントを獲得するためにも、Q3(予選のトップ10)へ進出することがとても重要になる。
Q:これからの2戦で最低限期待していることは何ですか?
ペトロフ:もう一度言うけど、僕たちはできる限りのポイントを狙っている。でも。週末全体を見る必要がある。そして1回目のフリー走行から決勝までの間のパフォーマンスレベルを向上させなければいけない。シルバーストン(イギリスGP)以降、ニュルブルクリンクで最高のチャンスを手にすることができるように作業を進めてきた。
ペトロフ:改良したマシンで得られるスピードは、今後の成功を収めるための重要な要素になるだろう。そして僕はそれらの改良がドイツGPでさらなるチャンスを与えてくれると確信しているよ。