ニック・ハイドフェルド「再びトップチームたちと戦う時が来た」

2011年07月18日(月)

ロータス・ルノーGPのニック・ハイドフェルドが、母国GPとなるドイツGPへの意気込みを語った。

Q:ニック、前戦のシルバーストン(イギリスGP開催サーキット)では8位入賞で4ポイントを獲得しました。チームにとって厳しい週末であったことを考慮すると、納得のいく結果でしたか?

ニック・ハイドフェルド:その結果は決して僕たちが望んでいたものではないよ。でも、金曜(8日)にトラブルに見舞われ、土曜(9日)の予選を16番手で終えたことを考えると、日曜(10日)の決勝を8位で終えることができたのは僕の精一杯の結果だったのかもしれないね。実際、レースそのものは楽しめる内容だったよ。

ハイドフェルド:いくつかのバトルもあったし、天候も興味深くて、サーキット路面がぬれた状態から乾いた状態になる中を走ったしね。でも、4ポイントは決して僕たちが狙っている結果ではない。もっと上位の結果が必要だ。さらに上の成績だって必要だし、それを実現するためにも僕たちは前進していなければならない。

Q:あなたの母国GPとなるニュルブルクリンク(ドイツGP開催サーキット)では、大勢の母国ファンの前で走ることになります。母国ドイツでのレースはいつでも特別なものですか?

ハイドフェルド:そうだね。僕の母国GPとなるドイツに来ることは、間違いなくいつでも特別だよ。ニュルブルクリンクでのレースにはたくさんのいい思い出がある。それにここでは普段よりもずっと多くのファンが僕に声援を送ってくれるんだ。

ハイドフェルド:僕はこのサーキットで自転車の乗り方を覚えたし、ゴーカートで走った。そして雪の中でソリだってしたよ。下位カテゴリーでは何回かこのサーキットで勝利を収めたことがある。そしてもちろん、僕がF1で初めてポールポジションを獲得したサーキットでもあるからね。だからここに戻って来ると過去のさまざまな事を思い出すよ。

Q:ドイツのファンは、どれほど情熱的ですか?

ハイドフェルド:彼らはとても情熱的だよ。まずドイツ人であるセバスチャン(ベッテル/レッドブル)が選手権をリードしているし、その他にも必死で戦っているドイツ人ドライバーが何人もいるからね。僕は自分がその中の一員であること、そしてロータス・ルノーGPの代表としてグリッドに着くことを誇りに思うよ。

Q:このレースではマシンにどのような期待をしていますか?

ハイドフェルド:技術責任者のジェームス・アリソンが言っていたように、ここでは過去2、3戦のレースよりも大規模なマシンの改良がある。風洞設備では信じられないほどの量の作業が行われている。だから僕たちは大きな前進をすることができると楽観的になっているよ。

ハイドフェルド:僕たちはバレンシア(ヨーロッパGP開催サーキット)、シルバーストンと、このところ続いていた厳しいレースでは辛抱強く戦った。でも今は前に進んで僕たちが戻るべき位置、つまり再びトップチームたちと戦う時が来たんだ。

Q:このレースでの目標はなんですか?

ハイドフェルド:そうだね、僕の目標はいつでも自分のできる限りのパフォーマンスをすることだよ。マシンが力強くなっていて、予選でトップ10内に戻れることを期待している。そこがまさに僕たちがいるべき位置だしね。

ハイドフェルド:そして、コンストラクターズ部門(チームランキング)ではより強力に戦わなければならない。僕たちはメルセデスGPにランキングで追い越されてしまったけど、4位以上の成績で今シーズンを終えるだけの力はあるはずだよ。

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