HRT(ヒスパニア・レーシング)のダニエル・リチャルドが、ドイツGPに向けた意気込みを語った。
ダニエル・リチャルド
「イギリスGPにおいてHRT(ヒスパニア・レーシング)のクルマで、自分にとって初めてのF1レースで完走できたことは満足している。実際にシートベルトを締めて、初めてのレースを経験でき、完走できたことは良かったよ。理想を言えば、もっとライバルたちと接近できれば良かったけど、でもそれはこのドイツGPでの目標にするよ」
「タイヤに関して、そしてタイヤをどうやって扱えばよいかということについて、思っていたよりも多くのことを学んだ。さしあたって、このことがまず僕が早急に学ばなければいけないことのひとつだね。(イギリスGPには)僕の家族も来てくれていたんだけど、そこで初めてF1レースにでることができて良かったよ。すごくいい気分だった。だから今週末もドイツGPで走ることができるのを楽しみにしているんだ」
「今度は自分にとって2度目のF1レースだし、またいいレースがしたいと思っている。サーキットについては、まあまあよく知っているよ。2008年にSGフォーミュラチームからF3ユーロ選手権に出走していたとき、第2レースでスタートのときにストールさせちゃったっていう最悪の思い出があるけどね。でもそのときの第1レースでは6位に入ってポイントも取っているんだ」
「最近では6月に“ワールドシリーズ・バイ・ルノー”で走ったよ。ロバート・ウィッケンズのチームで、すごく劇的に天候が変化する状況のもとで、いいレースができた。レースには勝てなかったけど、それでもすごくいいレースだった。なぜならサーキットをとても楽しむことができたからね。最初のセクターはとてもテクニカルだけど、中盤のセクターでは流れるように走ることができるんだ。でも天候の変化がすごかったんだ。ちょっとスパ(フランコルシャン:ベルギーGP開催地)に似た感じだったよ。でも、今週末だけはいい天気のもとでレースできることを期待しているけどね。今回の僕の目標は、レースを完走することと、ライバルたちやトニオ(ビタントニオ・リウッツィ)との差をもっと縮めることだよ」