2011年F1第10戦ドイツGPフリー走行2回目が、7月22日(金)の現地時間14時(日本時間21時)から90分間、ニュルブルクリンク(1周/5.148km)で行われ、マーク・ウェバー(レッドブル)がトップ。小林可夢偉(ザウバー)は、16番手で初日を終えた。
セッション開始時の天候は曇り、気温15℃、路面温度は23℃。セッション開始と同時に各車が次々に走行を開始したものの、開始約10分でダニエル・リチャルド(HRT)がコース脇にクルマを止める。リチャルドのクルマは、リアから白い煙を吐き出していた。
開始約15分の時点でトップはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)。タイムは1分32秒980。2番手はマーク・ウェバー(レッドブル)、3番手にはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がつけている。ウェバーはアロンソから約コンマ6秒、ベッテルはコンマ8秒遅れている状態だ。
開始約20分、小林可夢偉(ザウバー)が早くもソフト側のタイヤで走行。可夢偉はそれまでのタイムを2.2秒更新する1分35秒009を記録し、6番手につけた。可夢偉が装着しているのは、ピレリが追加で持ち込んでいるテスト用のソフト側タイヤであるようだ。
開始約30分、フェリペ・マッサ(フェラーリ)が1分32秒772を記録してトップタイム更新。マッサはソフト側のタイヤを装着している。マッサは次の周にもタイムを更新。1分32秒466を記録した。セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)は、3周を周回しているものの、まだタイム計測は行っていない。また、ガレージの中で上着を着ていることから、すぐにコースへ出てくることはなさそうだ。
開始約45分、アロンソがソフト側のタイヤで1分31秒879を記録してトップタイムを更新。コースの一部では小雨が降ったものの、走行に影響はないようだ。
残り約35分、ウェバーがトップタイムを更新。タイムは1分31秒770、タイヤはソフト側を装着している。ウェバーはその後も自身のタイムを更新し、1分31秒711を記録した。
残り約20分の段階になってもブエミはガレージにとどまったまま。メカニックが大掛かりな作業を行っている。また、終盤には長めの周回を重ねるドライバーが多く、特に上位勢では順位変動がない。また、このセッションでは高速コーナーでコースオフするクルマが多くなっている。
その後、大きな順位変動はないままセッションは終了。ウェバーが初日のトップになった。小林可夢偉(ザウバー)は、1分34秒491を記録して16番手になっている。
・【結果】ドイツGPフリー走行2回目、各ドライバーのタイム、タイム差など