ザウバーのスポンサー関係者が詐欺で逮捕

2011年07月29日(金)

ザウバーのスポンサー企業であるマネー・サービス・グループの関係者が逮捕された。

マネー・サービス・グループは、元F1チャンピオンであるニキ・ラウダのキャップにもロゴを掲出していたが、ラウダと同社の契約は先日、突然打ち切られていた。『Die Presse(ディー・プレッセ)』によると、ラウダはスポンサー料の未払いとイメージ侵害で同社に対する訴訟を開始したという。

マネー・サービス・グループはザウバーのスポンサーにもなっており、ザウバーが28日(木)にドライバーである小林可夢偉らの2012年残留を発表した際には、プレスリリースに同社のロゴも入っていた。

しかし『Die Presse(ディー・プレッセ)』は28日、マネー・サービス・グループの創設者で、最近に同社を離れていたミハエル・ザイドルが商業詐欺の疑いでスイスにおいて逮捕されたと報じた。マネー・サービス・グループが拠点を置くリヒテンシュタインの主席検察官も、「詐欺、横領、その他の罪状」の疑いがあると認めた。

マネー・サービス・グループについては、経営難も報じられており、ザウバーのチームCEOモニシャ・カルテンボーンが数日前、「そのことについてはまだなんとも言えないわ。待ちましょう」とコメントしていた。

ザイドル逮捕について、ザウバーから正式なコメントはまだ発表されていない。

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