佐藤琢磨(KVレーシング・テクノロジー)は、14日(日)に行われたインディ第12戦で、ダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)と接触し、レース終盤にはスピンも喫したものの、最終的には7位でゴールした。これにより、琢磨はシリーズランキングでトップ10に復帰している。以下、ホンダのプレスリリースより。
予選8番手から2位まで浮上する快走を見せた佐藤は、118周目のリスタート時に起きたフランキッティとの接触でタイヤがパンクし、フロントウイングにダメージを受けたためにピットストップを2回行いました。しかし、それでもリードラップに残り続ける8位をキープし、ライバル勢が全員ピットインしたことでトップに躍り出ました。しかし、彼もまた少しあとのタイミングで最後のピットストップを行わねばならず、最終的にポジションを7位に上げ、今年6回目のトップ10フィニッシュを記録。佐藤のシリーズランキングはトップ10に復帰しました。
佐藤琢磨
「ダリオ・フランキッティとのアクシデントは、非常に残念なものでした。こちらはラインを保っていたと思うのですが、非常に接近していたのは事実で、まだ映像確認をしていないのでなんとも言えませんが、自分の方がもう少しスペースを与えるべきだったのかもしれません。タイヤとフロントウイングを交換したあと、何台ものマシンをオーバーテイクできました。雨が降っていたことが、自分にオーバーテイクを可能にしてくれました」
「だから最後のレース再開は、自分としては望んでいたことでもありました。もっと順位を上げられると思ったからです。しかし、リスタート時のスピードがとても遅く、目の前を走っていたウィル・パワーとの距離が一気に縮まって、そこで自分より前を走っていたマシンが急減速したので、接触してスピンしてしまいました。インフィニオン・レースウェイでの次戦は、昨年のリベンジではないですが、来週のテストを有効に使って、いいレースを戦い、いいリザルトをつかみたいです」