今季限りで引退するのか、来季も現役を続行するのか大きな話題になっているミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が、来季もレースドライバーとしてF1を戦うと明言した。
シューマッハは、F1王者に7度輝くという前人未到の記録を打ち立てて2006年末に引退。その後、2010年にメルセデスGPから現役に復帰した。しかし、かつて見せた圧倒的な強さがよみがえることはなく、チームメートのニコ・ロズベルグに負け続けことなどから、今季限りで引退した方がいいという意見も出ている。
また、2012年末までの3年契約を結んでいるとして、当初は今季限りでの引退を否定していたシューマッハだが、引退も考慮に入れることを示唆するようなコメントを残したことから、最近になってシューマッハ引退説が再燃していた。
だが、引退を示唆したシューマッハの発言を報じたイタリアメディアによると、この発言自体が誤報であったようだ。
「そういった発言がわれわれのウェブサイトで報じられていたが、編集スタッフは何も知らなかった。問題となったニュースに気付き、それを削除するようウェブサイトへ要請し、実際に削除された」と『Corriere dello Sport(コリエーレ・デロ・スポルト)』の編集長が『422race.com』へ語っている。
また、シューマッハ本人も「間違いなく来年もレースを戦う。これは確実なことだよ」とメルセデスのイベントでコメントし、来季もF1を戦うと明言した。