2012年F1、予選用タイヤ導入は見送り

2011年09月20日(火)

2012年F1に、再び予選用のタイヤが導入されることはないようだ。

今季ピレリがF1へ供給しているタイヤは、性能低下の早さが問題になっている。また、予選の最終セッションQ3へ進出したドライバーは、ベストタイムを記録したタイヤで決勝をスタートしなければならないため、タイヤを節約する目的でQ3の周回数を少なくするドライバーが多く、Q3で一度もコースへ出ないドライバーもいるほどだった。

この問題についてピレリのF1担当責任者であるポール・ヘンベリーは1か月前、予選用タイヤの導入を提案していた。しかし、これは来季以降のF1に対するアイデアの1つだったと述べ、次のように語った。

「結局、こういうことについての決定はチームと一緒になって行うものだ。彼らはノーと言うかもしれないがね」

そして、ヘンベリーは15日(木)に自身のツイッターで、フォロワーから「その申し出に対してゴーサインは出たのか」と問われ、次のように答えている。

「2012年にはないよ」

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