F1シンガポールGP、セーフティカー出動の確率は100%?

2011年09月22日(木)

25日(日)に決勝が戦われるシンガポールGPでセーフティカーが出動する可能性はかなり高い。

このような予測をたてるのはメルセデスGPだ。メルセデスGPによると、これまで100%の確率でセーフティカーが出動したGPは2つある。シンガポールGPと韓国GPだ。

セーフティカーとは、レース中にクラッシュなどが発生した際、さらなる二次的アクシデントの発生を防ぐためにコース上のマシンを先導する車両。天候の急変により、危険と判断された場合に出動することもある。現在はメルセデス・ベンツがSLS AMGをベースにした特別仕様の車をセーフティカーとしてF1に供給している。

しかし韓国GPは2010年に初開催されたばかりのため、確率の高さも致し方ない。一方シンガポールGPでは2008年の初開催以降、計3回のレース開催で実に5回セーフティカーが出動した。その内の1回は、ルノーF1が当時チームに所属していたドライバー、ネルソン・ピケJr.に指示を出し、故意に発生させたクラッシュによるものであるが、それを数えなくても毎年必ず出動していたことになる。

シンガポールGPのサーキットは市街地コースで、路面の状態や道幅も通常のサーキットと違う上、今年は雨の予報も出ており、視界の悪さも予想される。

このためメルセデスGPはオーナー企業でもあるダイムラー社のメルセデス・ベンツSLS AMGが今週も登場するのは「ほぼ間違いない」としている。

今シーズンはこれまでの13戦中にセーフティカーが出動したのは4戦のみ。モナコGP、カナダGP、ベルギーGP、イタリアGPの4レースだ。ちなみに出動率100%というシンガポールと韓国の後に続くのは、共に70%のブラジルGP、モナコGP、カナダGPだ。

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