ミハエル・シューマッハ、ルイス・ハミルトンに謝罪する意思なし

2011年09月23日(金)

メルセデスGPのミハエル・シューマッハは、イタリアGPにおいてマクラーレンのルイス・ハミルトンに対して不当な防御を行ったという非難について、謝罪をするつもりはないようだ。

2週間前に行われたイタリアGPで、シューマッハは自身を追い抜こうとするハミルトンの追撃をかわすため、ハミルトンに対する進路妨害とみられても仕方のないような走行ラインの変更を数度にわたっておこなった。これに対して何人かのドライバーや、元F1ドライバーであり、イタリアGPでスチュワードを務めたデレック・デイリー、そして解説者たちが一様に、シューマッハをペナルティーの対象とすべきだと主張していた。

しかし、シューマッハはこの件について、ドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』で次のように反論している。

「ルールを限界まで利用したまでさ。他の連中が文句を言っているみたいだけど、もうそういうのには慣れているよ。レースの審査委員が“かなり厳しかったが、問題はない”と言っている以上、僕は間違ったことはしていないということさ」

そのシューマッハだが、今季の残り6レースで勝てる可能性がないということは認めているものの、来季のどこかではこれまでにあげた91勝の記録を書き換えたいと望んでいるようだ。シューマッハは、2012年シーズンに向けて次のように言葉を続けている。

「勝利しなくてはいけないが、でもまだ2012年度のタイトルについて語る必要はないだろうね」

現在は2012年末までの契約を結んでいるシューマッハ、すぐにでも引退すべきという意見もあるが、この契約を延長する可能性はあるのだろうか? これについてシューマッハは次のように話している。

「来年になったら将来についての話し合いの席につくよ。今はそれ以上のことは話したくない」

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